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関東駅ツバメウォッチング [鳥見日記]

関東鉄道路線すべての駅にツバメの巣があるかどうか調べるという市民レベルの調査がはじまっています。

鉄道駅のツバメの巣ウォッチング
http://ekitsubame.bdc-tokyo.com/ekitsubame0/index.php/トップページ

これは日頃の通勤通学で利用している駅や経路上にある駅で、繁殖期に詳しくツバメの巣を探して、本当にツバメの巣が減ってるのかどうか、などを確かめてみようというものです。詳細は上記ページを参照していただければと思いますが、趣旨や調査方法が結構面白いと思って参加してます。

こちらは聖蹟桜ヶ丘駅前に止まるツバメ
CIMG8585.JPG

人の環境をうまく利用して暮らしていて、かつ利害が比較的生じない動物のひとつがツバメで、以前から住宅や商店の軒下、駅などで営巣しています。巣立ち前にはヒナが巣から顔を出したり、親がせわしなく飛んでくるので、より注目を集めます。こんな感じで、各駅で協力を募って情報を集めるって言うのは良いアイデアだなと思います。

一般の人に自然環境に目を向けてもらうのは結構大変ですが、ツバメなら気軽に参加できるかもしれませんよね。それでフォーマットに従って情報を入れて頂ければ、れっきとした研究のための情報になります。大学が大掛かりにやっているわけではありませんが、生きものを知って守るための手伝いになるので、自然環境に貢献したいという人には良いと思います。

海外では市民参加の生物調査が活発に行われているそうなので、国内でもいろいろなセクターでできればいいなと(と、うっすらサギ類のコロニーねぐら調査と関係づけたり)

関東の駅をすべて数えると1760駅あるそうで、数だけみても結構大変そうです。そのうち400駅ほどに何らかの予約が入っています。私は1駅2駅だけでなく、東急線を回ってみようかと予約を入れてみました。

で... やってみて分かるのは、ホームの屋根も見ないといけないので、長い両数の列車が走る駅では意外と捜索範囲が広く、1駅に時間がかかるということです。最初のうちはフリーきっぷのある路線でどんどんこなせば良いだろうと思っていましたが、1シーズンですべてこなせるか心配になってきました(笑)

こちらは田園都市線宮前平駅のツバメの古巣。確か15年以上前に使われていたもののような...
CIMG8923.JPG

田園都市線二子玉川駅の巣は改札内の特設ステージで営巣中
CIMG8822.JPG

東横線自由が丘駅の古巣。使われてない...
CIMG8978.JPG

東横線中目黒駅は工事中で巣ができる様子がなかったり...
CIMG9024.JPG

で、こっちの写真も撮りに行ったりして(結果的にこっちの方が多くなるかもw)(自由が丘〜都立大学間で)
CIMG8983.JPG

そんなこんなで興味のある方は1駅2駅で良いので、東急線の「ゆる予」「ゆるゆる予」の駅にぜひ予約を入れていただき、巣の有無を確かめていただければと思います(笑)

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タグ: ツバメ
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【お知らせ】街歩きガイドで多摩動物公園のアオサギ観察会 [お知らせ]

来る4月21日の午後に私のガイドで多摩動物公園にいるアオサギを観察する街歩き企画を、東京てくてくさんの主催で開催することになりました。定員までのこりわずかですが、参加者募集中です。

当日はアオサギ繁殖地の周囲を歩きながら、巣にいるアオサギの、つがいの繁殖行動や、ヒナに餌を与える様子などを観察します。また、園内のペリカン池に飛来し活発に動くアオサギも見ることができると思います。

ペリカン池でのアオサギ
CIMG7515.JPG

望遠鏡などで巣の上での行動も間近に
CIMG4986.JPG

研究者の解説で実際に繁殖地を観察できる企画はあまりないと思います。今回は参加費がかかりますが、アオサギなどサギ類の生態学的な話題をたくさん用意してお待ちしてますので、この機会にぜひ。

参加お申し込み、企画の詳細はこちらからご覧下さい。

【東京てくてく】4月21日(日)13:30〜15:30『多摩動物公園にアオサギを見に行こう!』
http://www.tokyo-teqteq.com/event.php?_id=97

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わかる!図鑑10 水辺の鳥

わかる!図鑑10 水辺の鳥




アオサギコロニーの密度依存の研究 [web鳥見]

アオサギコロニーの営巣数増加と密度依存に関する研究が、先日論文として出版されましたので、遅くなりましたがblogでもお知らせします。#heronjp

こちらは2013年3月10日の多摩動物公園のアオサギコロニー
CIMG4083.JPG

内容は多摩川中流域で16年にわたってコロニー創成期から巣数をカウントし、巣数の増加に密度依存があることと、密度要因に繁殖成功率や繁殖期間などのパラメータに関係があるかどうか調べたものです。

実際には巣の数は2007年をピークに頭打ちになる密度依存の増加となりました。おそらく利用できる資源に限りがあるからでしょう。また巣数の増加に伴って繁殖期間が伸びたり、1巣あたりの巣立ちヒナ数の減少、コロニー全体の繁殖開始の早まり、個々の巣の繁殖開始日のバラつきが大きくなったりしていることが分かりました。

また、個々の巣の繁殖開始日と繁殖日数を比較すると、早く繁殖を開始したものほど、繁殖期間が長くなる傾向がありました。営巣日数はあまりそのような傾向が見られなかったことから、繁殖期の最初はつがいの相互関係や、つがい外交尾の可能性があるため、コロニーでの繁殖は落ち着かないのかも知れません。

それから個々の巣の繁殖開始日と巣立ちヒナ数も比較したところ、早く繁殖を始めたものほど、巣立ちヒナ数が増える傾向がありました。繁殖の経験が長いものほど早く繁殖を始めて、ヒナも多く巣立たせられるのかも知れませんが、本当にそうなのかは分かりませんでした。

コロニー創設期から繁殖地を観察して巣数や繁殖成功率などを記録し続けた研究はあまりなかったと思います。やや長期で繁殖コロニーを観察していると、コロニーがこれから大きくなるか/安定するかについての予測が立てられるかも知れません。

論文はオープンアクセスなので、本文は下記から自由にご覧頂けます。
http://www.hindawi.com/journals/ijz/2013/404065/

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駆け回るタヌキ [日記]

アオサギのコロニーがある川崎の王禅寺に出かけた帰りに、バス停の近くを藪から飛び出して来て駆け回るタヌキを目撃しました。繁殖期の初期にオスとメスが追いかけあってるのだと思います。

写真動画もいくつか撮れましたので、こちらにもUPしますー(2013年2月28日撮影。画像はクリックすると大きなものが出ます)

藪からでてきたところ。3頭出て来たんですが、1頭は左の方に出て行ってしまいました。
CIMG0134-001.JPG

また藪の中に入ったところ。大きなバスが通るバス通りです。
CIMG0136-001.JPG

そして、また追いかけます(笑)
CIMG0138-001.JPG

追いかけられているタヌキと。左側には道路があるので、その先には行かないようです。
CIMG0143-001.JPG

その後は動画でどうぞ。



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ほ乳類は野生動物のスーパースター ―自然・文化・歴史から見るほ乳類― 〈3〉人里近くにすむキツネ・タヌキ

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内海千樫写真展「水辺の貴公子 アオサギ」 [鳥見日記]

#heronjp 今日から2月13日まで、新宿御苑前駅前にあるアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開催される内海千樫さんの写真展「水辺の貴公子 アオサギ」を見てきました。
(画像はクリックすると大きな画像が出ます)

写真展では、北海道幌加内に住む作者が、16年にわたって撮影したアオサギコロニーの写真の中から繁殖の経過に沿って、春のコロニーへの帰還から巣立ち、秋の渡りの前までの生態写真を多数展示しています。北海道内では写真展を5回開催している作者が、東京で始めて開催するという写真展で、これだけアオサギの写真がならぶことは、東京では殆どありませんでした。
CIMG2941.JPG

等身大のアオサギのパネルもあります。
CIMG2942.JPG

コロニーの写真は、近くにやぐらを立てて寝泊まりしたり、高所作業車から撮影したというもので、巣の中の卵や孵化の様子がよく分かる写真が多く、また求愛行動や造巣行動、給餌行動も奇麗な写真が展示されています。特に繁殖期の初期、婚姻色が虹彩にまで出ているアオサギの写真はとても奇麗です。
CIMG2943.JPG

また、アルビノのヒナ写真や、1巣に5羽のヒナが生まれて全部が無事巣立ったという巣の写真はいずれも貴重なものだと思います。ヒナが1回に5羽巣立つという例は最近は少ないです。
CIMG2944.JPG

興味深い写真は、コロニーから巣立ったヒナが近くの水辺に集まる様子を、成人式に例えて撮影したものです。広々とした川で大判フィルムで撮影された写真はとても奥行きがあり圧巻です。

長年撮影されていて警戒心の強いアオサギの特性や、コロニーの不安定さをよく知っている作者だからこそ撮影できる写真の数々。また、国内ではあまり知られていないアオサギの有害鳥獣駆除についても、駆除以外の方法で管理できないかと訴えています。

他にはダイナミックな魚捕りの様子や、北海道ならではの、密度の高いコロニーの様子、オジロワシやクマタカといった捕食者との関係も見ることができます。アオサギは普通種で、いつも見るという方もいるかもしれませんが、そういう方でも改めてじっくり観賞できるでしょう。

興味のある方はこの機会にぜひどうぞ!

会期:2013年2月7日〜2月13日 10時〜18時(最終日は15時まで。日曜休館)
会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
http://www.photo-sirius.net/
産経新聞の記事
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130204/prl13020410410024-n1.htm

アオサギ研究の講演やります [お知らせ]

日本野鳥の会東京Young探鳥会では、毎月第3水曜日に主催の交流会が開催されているそうですが、2月20日(水)の交流会では、私がアオサギ #heronjp の研究のことについて1時間ほど喋ります。参加無料。学生やヤングな方歓迎だそうです。どなたでも参加可能ですので、お気軽にご参加ください。

といっても会場には20名ほどしか入れないらしいので、詳しくは、主催者にお問い合わせ下さい。

タイトル】「都会のアオサギを研究する!」
【内容】「アオサギの魅力的な行動」「東京近郊ではどこにコロニーがある?」
「いつもいるのは同じ個体?」「コロニーでの繁殖戦略は?」「追っかけこぼれ話」他
【場所】日本野鳥の会東京 事務局
    〒160-0022東京都新宿区新宿5-18-16新宿伊藤ビル3階
    http://goo.gl/shvG (googleマップ)

詳しくは下記のリンク先をご覧下さい。
Blog http://tokyo-birders.way-nifty.com/ (詳細は未掲載です)
G+ http://goo.gl/wIfAS
Facebook http://goo.gl/E4oQe
mixi http://goo.gl/ukKdd

写真は3年ほど前に撮った多摩動物公園のアオサギを良い写真フォルダから(笑
CIMG6214.JPG

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